イエメン・タイズに対するサウジアラビアの攻撃への批判
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サウジアラビア連合軍によるイエメン南西部の市場への攻撃は、国際社会の非難に直面しています。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
6月 06, 2016 19:47 Asia/Tokyo
  • イエメン・タイズに対するサウジアラビアの攻撃への批判

サウジアラビア連合軍によるイエメン南西部の市場への攻撃は、国際社会の非難に直面しています。

ジャヴァーディ解説員

国連のシェイクアフメド・イエメン特使は、声明を発表し、イエメン・タイズの市場に対する攻撃を非難すると共に、「この攻撃により、厳しい状況の中で暮らす民間人の問題が増している」と語りました。

この攻撃により、イエメン市民数十人が死傷しました。

シェイクアフメド特使は、ミサイルや迫撃砲を使用して行われたこの市場への攻撃を、人道に反する行為だとしました。さらに、「イエメンでの状況改善は、唯一、すべての地域の治安と安定を保障する、包括的な政治的解決にかかっている」と述べました。

先週金曜、タイズの市場に対して行われたサウジアラビア連合軍の攻撃で、民間人4名が死亡、20名以上が負傷しました。サウジアラビアは、地域の一部のアラブ諸国と協力し、アメリカの支援を得て、2015年3月26日から、イエメンに対する大規模な攻撃を開始し、イエメンの人々は物的、人的に大きな被害を蒙っています。

国際機関の報告によれば、サウジアラビアのイエメンでの犯罪、特に子供や民間人に対する犯罪は今も続けられています。最近、国連のパン事務総長が、サウジのイエメン攻撃での子供の殺害に触れ、この連合を子供の権利侵害者のブラックリストに加えました。

イエメンの人々は、1年3ヶ月以上前から、一丸となって、サウジアラビアとアメリカの連合軍の攻撃に抵抗してきました。しかし、国際機関は、この攻撃に対して消極的な対応を取っています。パン事務総長は報告の中で、イエメン戦争の中での子供の死亡の責任はサウジアラビアの連合軍にあるとしました。この報告によれば、昨年、サウジアラビア連合軍の攻撃で、510人の子供が死亡、667人が負傷しており、衝突の拡大によって、子供たちに対する攻撃が拡大しているということです。

アメリカ国務省は、これまでとは異なる立場を取り、イエメンのフーシ派はテロ組織ではなく、この対立を終わらせるための協議に参加するひとつのグループだとしましたアメリカ国務省のテロ対策の関係者は、「フーシ派は、対立を解消するための協議に参加する一グループであり、テロ組織ではない」と語りました。

サウジアラビアとその同盟国のイエメン攻撃の目的は、ハーディ元大統領を復権させ、フーシ派を排除することにあります。