サル痘、全世界で1万8000人感染
7月 28, 2022 18:57 Asia/Tokyo
WHO・世界保健機関は、世界78カ国で1万8000人以上のサル痘感染者が報告され、その大半が欧州であると発表しました。
サル痘は、天然痘に似た皮膚に発疹ができる病気で、ごくまれに死に至る可能性もあります。初期の感染事例は、同性愛者および両性愛者の間で確認されていました。
ロイター通信によりますと、WHOのテドロス事務局長は、「この病気の拡大は止めることができる。最良の方法は、感染リスクを減らすことだ」と述べました。
テドロス氏はその上で、「サル痘感染者のうち入院しているのは10%で、そのうち5人がアフリカで死亡した」としました。
そして、サル痘ワクチンを余分に保有している国に対し、ワクチン供給量が限られる間は保有しているワクチンを提供するよう呼びかけました。
WHOは、サル痘の感染拡大を食い止めるには、500万~1000万回分のワクチンが必要と見積もっています。
サル痘はアフリカで初確認され、感染者との濃厚接触でうつるとされています。
WHOは23日土曜、サル痘の感染拡大について緊急事態宣言を出しています。日本でも28日までに2人の感染が確認されています。