ロシアが英独仏の対イラン声明を批判
(last modified Sun, 11 Sep 2022 09:05:40 GMT )
9月 11, 2022 18:05 Asia/Tokyo
  • 在オーストリア・ウィーン国際機関ロシア常駐代表のウリヤノフ氏
    在オーストリア・ウィーン国際機関ロシア常駐代表のウリヤノフ氏

在オーストリア・ウィーン国際機関ロシア常駐代表のウリヤノフ氏が、英独仏が10日土曜に発表した対イラン声明を批判しました。

英仏独は10日土曜、共同声明を発表し、「イランは貴重な外交機会を活かさず、非軍事目的という名目を超える核開発の加速を続けている」としました。

またこの声明の末尾において、バイデン米政権が適切な決断を下していないことには触れず、イランをウィーン協議停滞の原因を作った責任者だとしました。

イルナー通信が11日日曜未明に伝えたところによりますと、ウリヤノフ氏は、今回の英仏独による声明を批判し、「ウィーン協議が慎重を要しIAEA理事会が開催されている時期に、このような声明を出すのは時宜を得ていない」としました。

ウリヤノフ氏のこの声明の後、米国務省のある報道官は、「IAEA事務局長が同理事会に対し、イラン関連の残る課題は明瞭に解決したとする報告を出したときに、我々はイラン関連の問題が理事会の議題から外れることになるとみている」と述べました。

その一方で、イランの核活動に関するIAEAの最新報告は、メディアによる繰り返しの主張や工作が核協議の停滞・不透明化を狙ったもので、英仏独と米が数カ月前から行っている陰謀であることを示した形となっています。

 


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