11月 28, 2022 15:37 Asia/Tokyo

ガーナ副大統領が、同国が輸入する石油の代金を米ドルに代わり黄金で決済することを明らかにしました。

ファールス通信によりますと、バウミア・ガーナ副大統領は「わが国は、石油代金を米ドルではなく、黄金で支払う」と述べました。

またその理由を、減少しつつあるガーナの外貨資産の維持だとしました。

複数の公式統計によりますと、ガーナの外貨資産は2021年末時点の97億ドルから、今年9月には約66億ドルにまで減少しています。

この外貨準備では、ガーナの輸入する製品・サービスが3か月分しかまかなえない計算になります。

ガーナは自国通貨価値の下落によるインフレに対処するため、2023年の第1四半期は黄金により石油代金を支払う政策を実施すると見られています。

バウミア副大統領は、「我が国の通貨であるセディは、今年に入ってから現在までに、原油輸入業者らの強いドル需要により、対ドル価値が半分以下になった」と語っています。

ガーナは産油国ですが、2017年以降は、国内唯一の製油所が閉鎖されたために天然ガスやガスオイルなどの輸入を余儀なくされています。

 


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