ロシア大統領、「BRICSは同等な協力関係」

ロシアのプーチン大統領が、BRICS諸国は同権とパートナー支援の原則で協力しあっており、自国とパートナー諸国との貿易高は2300億ドル（33兆5200億円以上）を超えたと指摘しました。

プーチン大統領は、BRICSビジネスフォーラムの閉会式において、BRICS諸国は市場のポラティリティや一連の国の無責任な行動によって引き起こされているインフレの圧力を背景に、複雑に絡み合う課題の解決をせまられてると語りました。

また、世界のGDPに占めるBRICS諸国の割合はほぼ26％に達したと指摘し、「購買力平価では『5か国』（＝BRICS）はG7を上回っている」としました。

さらに、このフォーラムの焦点は依然として、パンデミック後のBRICS経済の回復の確保、市民福祉の向上、産業の近代化、効率的な輸送・物流チェーンの構築、公正な技術移転の推進に当てられていると強調しました。

一方、BRICS諸国間の決済では不可逆的に脱ドル化が進んでいる事実を指摘し、「我々の経済関係では脱ドルという客観的かつ不可逆的なプロセスは勢いを増しており、相互決済や通貨金融管理のための効果的なメカニズムの構築に尽力が傾けられている。その結果、BRICSの輸出入取引に占めるドルの割合は減少しており、昨年（2022年）はわずか28.7％にとどまっている」としました。

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