バイデン氏;「台湾の独立を支持しない」、総統選受け
1月 14, 2024 14:49 Asia/Tokyo
バイデン米大統領が、「アメリカとして台湾の独立を支持しない」と表明しました。
ロイター通信によりますと、バイデン氏は13日土曜、台湾の選挙について受け止めを問われ、「われわれは独立を支持しない」と答えました。
今回の台湾総統選挙に先立ち米政府は、いかなる国であれ台湾の選挙への干渉を容認しないと表明していました。
一方、ブリンケン米国務長官は選挙結果を受けて当選した頼清徳氏に祝意を表明するとともに、「わが国は台湾海峡の平和と安定を維持し、相違点を強制や圧力によってではなく、平和的に解決できるよう取り組む」と強調しています。
また頼氏や台湾各政党の指導者らと協力し、「米国の一つの中国政策と一致した長年の非公式な関係」を推進することを期待しているとも述べました。
今月13日に行われた台湾総統選では中国と距離を置く与党・民主進歩党(民進党)の頼清徳副総統が当選しました。
中国は、台湾を自らの不可分の領土と見なしており、各国に「1つの中国」の原則の順守を求めるとともに、台湾への政府関係者の往来や独自外交を控えるよう求めています。
今回の選挙結果および、バイデン大統領の表明を踏まえ、米台関係が今後どのように進展していくかが注目されます。