中国国家主席、THAADの韓国配備の危険性を指摘
7月 03, 2017 18:51 Asia/Tokyo
中国の習近平国家主席が、「アメリカのミサイル迎撃システムTHAADの韓国配備は、朝鮮半島と地域全体の安全保障を危機に陥れる」と強調しました。
イスナー通信によりますと、習国家主席は、ロシア訪問に際して、「THAADの韓国配備は、北朝鮮の核兵器廃絶を促進することなく、ただ、ロシアや中国などの、すべての地域諸国の利益を脅かすだけであり、地域のバランスを危険にさらす行動だ」と語りました。
また、この行動は、地域の平和と安定を支援しないばかりか、さらに緊張が高まる要因となるとしました。
さらに、アメリカと韓国に対して、THAADの配備を停止し、それを見直すよう求めました。
習国家主席は、朝鮮半島の危機は、対話と北朝鮮の核兵器廃絶、韓国とアメリカの合同軍事演習の停止によってのみ解決できるとしました。
ロシアも、THAADはロシアにとっての深刻な脅威であり、このため、ロシアは現在、ミサイルをクリル諸島に配備していると表明しています。
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