南北朝鮮、公式協議を開始
1月 09, 2018 20:22 Asia/Tokyo
南北朝鮮の2年ぶりの公式協議が、パンムンジョムで始まりました。
ヨンハプ通信によりますと、南北朝鮮の協議の中心議題は、ピョンチャンオリンピックへの北朝鮮選手団の派遣となっていますが、あらゆるレベルでの緊張の緩和とその他の問題に関する対話が、今回の協議の最も重要な目的となっています。
北朝鮮のキムジョンウン労働党委員長と韓国のムンジェイン大統領は、ビデオを通して、この協議の模様を観察しています。
韓国のチョ・ミョンギュン統一大臣は、協議前の記者会見で、「我々は危機レベルの緩和を求めている」とし、「南北朝鮮の軍事関係と現在の緊張、離散家族の再会について話し合いたいと考えている」と語りました。
中国外務省は、南北朝鮮の協議の実施に満足の意を示しています。
ロイター通信によりますと、中国外務省の陸慷報道官は、9日火曜、北京で記者会見し、「中国は、2年ぶりとなる南北朝鮮の協議の実施を歓迎している」と語りました。
南北朝鮮の直接協議は、2015年12月以来、2年ぶりのことです。
韓国の大統領をはじめとする政府関係者は、北朝鮮が冬季オリンピックに参加することで、双方の和平協議と緊張緩和の道が開かれるよう望んでいるとしています。
北朝鮮は、オリンピック出場の見返りに、制裁の一部の解除を求める可能性があると見られています。
ピョンチャンオリンピックは、2月9日から25日まで、パラリンピックは3月9日から18日まで、韓国のピョンチャンで開催されます。
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