仏大統領、ストに譲歩しない姿勢
1月 01, 2020 22:14 Asia/Tokyo
フランスのマクロン大統領は、同国全土で展開されるストを尻目に年金制度改革の実行を宣言しました。
イルナー通信によりますと、マクロン大統領は31日、新年に際したテレビ演説において、年金制度改革の実施を強調し、政府はできるだけ早く労働組合と合意に至りたいと希望しました。
フランスでは先月2日から、数千人規模の教職員、会社員、鉄道職員、病院職員らがマクロン政権の年金制度改革案に抗議してフランス全土でストを挙行し、抗議の声はほぼ一カ月に及びます。
フランス政府はまた、これまで1年以上にわたって毎週土曜恒例となった「黄色いベスト」運動も行なわれています。
このデモは当初、燃料や税金の引き上げなどの経済政策への抗議から始まりましたが、次第に政治的色彩を帯び、これまでに11人以上が死亡、1万4000人以上が負傷もしくは逮捕されています。
このデモ参加者らは自らを「黄色いベスト」と呼び、マクロン政権の政策が人々の生活を圧迫する原因になっているとして、同大統領の辞任を要求しています。
調査機関オドクサがフランスのラジオとル・フィガロ誌の依頼で行った調査では、フランス国民の4分の3がマクロン政権の政策に不満を抱いています。
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