米公民権運動の活動家チャールズ・エバース氏が死去
7月 23, 2020 16:02 Asia/Tokyo
米国の著名な公民権運動の活動家メドガー・エバース氏の兄で、自身も運動に身を投じたチャールズ・エバース氏が現地時間22日水曜午前、老衰のため死去しました。
米CNNによりますと、97歳で亡くなった公民権運動の先駆けの1人であるチャールズ氏は、1969年にミシシッピ州ファイエットの市長に選出され、同州で初めて黒人の市長となりました。
チャールズ氏の弟、エバース氏は全米黒人地位向上協会(NAACP)ミシシッピ州支部の指導者を務めていましたが、1963年に射殺されました。チャールズ氏は1954年、NAACP州支部の有権者登録部門のトップに就任しており、弟の死後は指導部での役割を引き継ぎ、黒人有権者の登録を促す運動を始めました。
ミシシッピ州のテート・リーブス知事はツイッターで「安らかに眠れ、チャールズ・エバース」と語り、同氏について「公民権運動の指導者であり、私や多くの州民にとって真の友人だった。彼の思い出はいつまでも大切に尊重される」とし、その死を悼みました。
ミシシッピ州選出のロジャー・ウィッカー共和党上院議員も、チャールズ氏を「間違いなく歴史に残る人物」と呼び、「今後、彼のような人は現れないかもしれない」と述べています。
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