ロシア外相、米の対イラン政策への欧州の追従に反応
9月 03, 2020 20:22 Asia/Tokyo
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ラブロフ外相
ラブロフ・ロシア外相が、「ヨーロッパ諸国がアメリカに対し、同国の違法な制裁の適用免除および、対イラン通商の許可を要求したことは、卑劣な行動である」としました。
ファールス通信によりますと、ラブロフ外相は「欧州とイランとの貿易を継続するために設立した貿易取引支援機関・INSTEXは、イランとの通商関係の円滑化には十分ではない」と述べています。
また、改めて「アメリカは対イラン核合意から離脱しており、対イラン国連安保理制裁決議案を復活させる権利はない」と強調しました。
アメリカは、自らが提起した対イラン武器制裁延長決議案を安保理で採択に持ち込めなかった事を受け、既に核合意から離脱しているにもかかわらず、対イラン国連制裁の再発動を目論んでいました。
しかし、アメリカのこの工作は大半の安保理理事国の強い反対を受けています。
トランプ米大統領は2018年5月8日、6カ国グループの一員としてイランとの間に締結した核合意から一方的に離脱し、核関連の対イラン制裁の復活を宣言しましたが、この措置はアメリカ国内外で大きく非難されています。
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