6月 02, 2022 15:50 Asia/Tokyo

皆様こんにちは。このシリーズでは、イランで実際に使われているペルシャ語の生きたことわざや慣用句、言い回しなどを毎回1つずつご紹介してまいります。

今回ご紹介するのは、「神はロバがどういう動物かを知っていた、だから角を与えなかった」です。

ペルシャ語での読み方は、Khodaa khar raa shenaakht shaakh-esh nadaadとなります。

このことわざは、ロバの実際の性質から来たものだとされています。ロバはおとなしくしている時はいいのですが、ひとたび何かの理由で暴れだすと手がつけられなくなると言われています。このような性質のあるロバに角が生えていたら、果たしてどのようなことになるでしょうか。暴れる上に角を突き立てて周りに怪我をさせ、もっと大変なことになることは、すぐにご想像いただけるかと思います。

このことから、この表現は特に、ある人が腕力や権力、地位や知恵などを持っていたら、きっとそれを悪用してもっとひどい事態を引き起こしていただろう、と思われるような場合に使われます。

以上、今回も動物を使ったペルシャ語の表現をご紹介しました。次回もどうぞ、お楽しみに。

 


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