北朝鮮が韓米合同演習の中止を要求、国連と国際社会に訴え
(last modified Sun, 05 Mar 2023 06:21:24 GMT )
3月 05, 2023 15:21 Asia/Tokyo

北朝鮮が国連と国際社会に対し、アメリカと韓国による全ての合同軍事演習の中止を訴えました。

韓国ヨンハプ通信が、北朝鮮のKCNA朝鮮中央通信の報道として伝えたところによりますと、北朝鮮外務省のキム・ソンギョン 次官(国際機関担当)は5日日曜、国連と国際社会に対し、韓米合同軍事演習をすべて中止するよう求めるべきとする談話を発表しました。

また、「韓国と米国は今も北朝鮮の主要戦略拠点に対する奇襲打撃を目的とする特殊作戦訓練を行うことを隠していない」と指摘し、韓国と米国による無責任な緊張激化行為で、朝鮮半島と地域情勢は非常に懸念すべき方向に進んでいると主張しました。

韓国と米国の軍当局は今月3日、連合防衛体制の確立に向け今月13日から23日までの11日間、合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾、FS)」を実施すると発表していました。

演習期間中、韓米は合同上陸訓練「双竜訓練」や合同特殊作戦訓練「チーク・ナイフ」など約20の訓練を集中的に行う計画で、合同野外機動訓練をかつての「フォールイーグル」以上の水準で実施する予定です。

北朝鮮は、地域におけるアメリカとその同盟国による合同軍事演習を地域の情勢不安の元凶とみなし、特にアメリカが北朝鮮への敵対政策を続ける限り、自国の核・ミサイル計画を断念しないと主張しています。

 

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem