ミャンマー軍の軍事挑発により、西部ラカイン州のイスラム教徒が難民化
6月 29, 2020 04:35 Asia/Tokyo
ミャンマー西部のイスラム教徒居住区・ラカイン州での軍事作戦に向けた政府軍の挑発行為により、同地区の住民数千人が難民化しています。
ミャンマー政府は28日日曜、ラカイン州における政府軍の作戦行動の事実を認め、この作戦が武装組織弾圧を目的としたものだと主張しています。
ラカイン州の治安・国境問題相を務めるミン・タン大佐によれば、この作戦はおよそ1週間に及ぶ可能性がり、地域内の残留者はすべて軍の標的とみなされる、ということです。
2017年8月25日以来、ミャンマー政府軍と過激派仏教徒がラカイン州のロヒンギャ族イスラム教徒に対し攻撃を開始したことから、この攻撃でイスラム教徒6000人以上が死亡、ほかおよそ100万人が隣国のバングラデシュに避難しています。
国際事実調査委員会は、ロヒンギャ族イスラム教徒への侵略および、集団殺戮を理由に、ミャンマー政府軍を非難しています。
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