シンガポールがインフルワクチン2種を一時使用停止 韓国での死亡事例を受け
10月 26, 2020 15:42 Asia/Tokyo
シンガポールは、2種類のインフルエンザワクチンの使用を一時的に停止しました。
ロイター通信が26日月曜、シンガポールから報じたところによりますと、シンガポール保健省と保健科学庁(HSA)は25日夜にこれに関する声明文を発表しました。
韓国ではこれらのワクチンの接種を受けた人の死亡事例が発生しています。
韓国疾病予防管理庁(KDCA)は24日、インフルエンザの予防接種後に死亡した人の数が前日比12人増の48人になったと発表しました。ただ政府は、死亡事例とインフル予防接種との直接的な因果関係は見つからないとし、新型コロナウイルスとの同時流行を回避するためにインフル予防接種プログラムを継続する方針を維持しました。
シンガポール保健当局は、「国内ではこれまでにインフルエンザの予防接種に関連した死者は報告されていないが、予防的措置として『SKYCellflu Quadrivalent』と『VaxigripTetra』の使用停止を決定した」と説明しています。
「SKYCellflu Quadrivalent」は韓国のSKバイオサイセンスが、「VaxigripTetra」は仏サノフィが製造しています。
シンガポール当局は、別の2種類のインフルエンザワクチンについては、使用を続ける可能性があるとしています。
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