イラン大統領、「アジアでの同調や安全は、覇権主義諸国の利益とは相容れない」
イランのライースィー大統領が、CICAアジア信頼醸成措置会議の第6回首脳会合で、「アジアでの同調や安全は、覇権主義諸国の利益とは相容れない」と語りました。
第6回CICA首脳会合は、ライースィー大統領も参加し13日木曜、カザフスタンの首都アスタナで開幕しました。
今回の首脳会合の目標の1つは、その構造を一会議から一大地域的・国際機関への格上げを検討、承認することです。
ライースィー大統領は13日、「豊かな文明や文化、歴史を持つイランは、自らの外交政策を正義、精神性、合理性、倫理、自由、独立に基づいて構築している」と語りました。
また、「テロリズム、過激主義との戦い、アフガニスタンの難民・移民への継続的な支援、パレスチナからイエメンに至るまでの抑圧された諸国の防衛、イラクとシリアを含む国々の国家主権と領土保全の支持、一国主義や覇権主義との対峙は、イランの恒常的な戦略であり続けてきた」と述べています。
さらに、「新しい権力の再分配では、覇権主義的なアプローチは拒否され、独立国の声と役割が見聞きされるようになっている」としました。
そして、「独立と進歩の道を選んだイラン国民は、過剰な要求を押し付ける勢力の反対に直面している」と語っています。
続けて、「イラン国民は、アメリカの軍事的選択肢を無効化し、アメリカ自身が認めているように、制裁と最大の圧力政策を屈辱的な失敗へと追い込んだ」と述べました。
最後に、「数十年もの間、アメリカとシオニスト政権イスラエルはパレスチナ、シリア、イラク、イエメン、アフガンで、侵略、占領、アパルトヘイト、侵略、子供や民間人の殺害を通じて、これらの地域に不安、暴力、テロ、戦争、不安を引き起こしてきた。だがが、占領と緊張に終止符を打ち、自らの国運を決定する諸国民の権利や民衆の票に服する以外に、もはや方法はない」と結んでいます。