イラン国家安全保障最高評議会、「アメリカは、イエメンでサウジの戦争犯罪に加担」
10月 09, 2016 18:55 Asia/Tokyo
イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記が、「アメリカはサウジアラビアのイエメン侵略に加担しており、これに対する責任をとるべきだ」と語りました。
イルナー通信によりますと、シャムハーニー書記は9日日曜、声明を発表し、サウジアラビアによる最近のイエメン空爆を非難するとともに、「イエメンでの葬儀会場への爆撃というサウジの行動は、アメリカから移送された兵器により実施された。これゆえ、アメリカはこの犯罪の共犯者と見なされ、これに関する責任をとるべきである」と述べています。
また、「西側諸国の世論は、自国の政府がイエメン戦争でどういう役割を果たしているのかを知るべきである」強調し、「イエメンへの軍事侵略や同国の国民の殺害に中心的な役割を果たしているサウジやアラブ首長国連邦に対する西側の兵器売却は停止すべきだ」としました。
さらに、「アラブ首長国連邦の艦船への攻撃というイエメン軍の措置は、イエメンの領土保全や主権保護を目的とし、侵略者に対して行われたものである」と語っています。
なお、イエメン国民全体会議の副幹事長は8日、「今回のサウジ軍によるイエメンの葬儀会場への攻撃の殉教者数は458名、そして負傷者数は356名に達している」と述べました。
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