世界最高品質を誇るイランのキャビア
12月 23, 2020 15:40 Asia/Tokyo
イランのキャビアは、その品質が特に高く、世界で最も良質なキャビアとして知られており、中国やロシアなどと競う中で、その特別な地位を保ち続けています。
イランは、キャビアを採取するチョウザメの養殖場を建設し拡大することで、徐々にその輸出を増やしており、2025年にはキャビアの輸出量を100トンとする目標を掲げています。
チョウザメはその肉・卵ともに食用とされ、その卵巣をほぐしたキャビアは、ぜいたくな食材として欧州、アメリカ、オーストラリア、アジアの国々に輸出されています。一部の国とは、イラン産キャビアの先物取引も行われています。
イラン産キャビアに対する需要は、この国がキャビア輸出で外貨収入を得る重要な要素となっています。
イラン税関のロトフィー報道官によりますと、イランのキャビア輸出は、過去8ヶ月間で62万4294ドル以上の外貨収入をもたらしています。地域別の輸出割合は、欧州68%、アジア30%、アメリカ1%強、オーストラリア1%弱であり、同期間に輸出量が多かった国は、ドイツ、ベルギー、日本、イギリス、アラブ首長国連邦、オランダ、スペインの順になっています。
これらの国に次ぐイラン産キャビアの輸出先には、ロシア、オマーン、香港、イタリア、カナダ、カタール、オーストラリア、クウェート、スイス、タイ、韓国、台湾、シンガポール、スウェーデン、カンボジアなどの国々が挙げられます。
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