菅首相、温室効果ガス削減目標を13年度比46%減に引き上げ
4月 22, 2021 20:25 Asia/Tokyo
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菅首相
菅義偉首相が温室効果ガス削減について、これまでの目標を大幅に引き上げ、2030年度に13年度比で46%削減を目指すことを明らかにしました。
フランス通信が22日木曜、報じたところによりますと、この目標は米国主催の気候変動サミットの開幕を目前に、同日開かれた温暖化対策担当者らとの会議で発表されたか亜t地となっています。なお、これまで掲げてきた目標は、13年度比で26%減でした。
バイデン米政権のイニシアチブで22日から気候変動サミットが開催され、この会議では脱炭素社会に向けた2050年目標をどう現実的なものとするのかが焦点となります。
ロイター通信によりますと、これに関して菅首相が近く意向を表明すると報じられ、菅首相の発言に関しては、日本の新たな削減幅や世界の環境投資を呼び込めるかが注目されると見られています。
気候変動への取り組みは、金融市場の関心が高く、環境マネーの流入という副次的効果が想定されているだけに、日本の取り組みに理解が深まれば、世界の環境投資などによって再生エネルギーの普及などに弾みがつくとの期待も膨らみます。
先の日米首脳会談でバイデン大統領は、日米の「野心的な気候変動対策」がけん引役を果たすことに期待を表明しており、気候変動の問題は全世界的な重大問題であるだけに、この問題で日本が世界をリードできるか注目されます。
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