イラク抵抗組織「国内の抵抗軍が対米闘争に突入」
(last modified Thu, 19 Oct 2023 13:10:32 GMT )
10月 19, 2023 22:10 Asia/Tokyo
  • イラクの抵抗組織カターイブ・ヒズボッラーのメンバー
    イラクの抵抗組織カターイブ・ヒズボッラーのメンバー

イラクの抵抗組織カターイブ・ヒズボッラーの報道官が、「我が国の抵抗軍は、米軍基地を標的とした戦いに突入した」と語りました。

レバノンのアルマヤーディン・テレビが19日木曜、報じたところによりますと、カターイブ・ヒズボッラーのアル・フセイ二ー報道官は「我が国の抵抗軍は、本日から実質的に米軍基地への攻撃を開始した」と述べました。

同報道官はこれについて「アメリカはガザ住民殺害の主な共謀者であり、その結果を受け入れるべきだ」としました。

さらに、バイデン米大統領の発言に関しても「米軍に何が起こったかは万人が知るところである。今日、イラクの抵抗勢力は最初の一撃を加え、この作戦はさらに速いペースで続くだろう」としました。

そして、「イラクの抵抗組織は米軍基地を破壊し、アメリカ人を追放することさえ可能な能力と手段を有している」と述べました。

報道各社は18日水曜、イラク北部のアル・ハリル米軍基地が無人機による攻撃を受けたと報じました。

このニュースが発表された直後、イラクの武装勢力「ワーレスィン」が声明を発表し、「当組織は米軍基地に向けて攻撃した。この措置は、パレスチナ国民および、パレスチナによる対シオニスト攻撃『アクサーの嵐』作戦を支援するために行われたものである」と表明しました。

テロ組織ISISとの戦いが終わり、イラク領土からの外国軍撤退が議会で決議されたことをうけ、イラクとアメリカの間で数回にわたり米軍撤退にむけた交渉が行われていますが、米国は依然としてこの議決に違反し、イラク領内に残留しています。