英ガーディアン紙、ガザでの人権侵害の実態を報じる
11月 26, 2023 20:55 Asia/Tokyo
英紙ガーディアンは、パレスチナ・ガザにとどまる医師たちがパレスチナ人にとってシオニスト政権イスラエルに抵抗する英雄となっていると記しました。
ガーディアン紙は記事の中で、イスラエル軍による爆撃が続く中、ガザの医師たちは医療設備の不足や命の危険に直面しながらも、自らの職務を遂行し、パレスチナ人にとっての英雄となっていると報じました。
同紙はこの中で、ガザの医師たちが運ばれてくる女性や子供の負傷者を前に苦悩する様子を伝え、イスラエル軍による攻撃で破壊され設備が不足している病院で治療を続け、パレスチナ人にとって力や希望の象徴となっていると記しました。
また、イスラエル軍による民間施設への攻撃について、「病院のような民間施設の保護は、人道法の最も基本的な原則のひとつであり、イスラエル軍による攻撃はそれへの違反である」としました。
他にも、WHO・世界保健機関がイスラエル軍による医療施設への攻撃に関して警告を発したことに触れ、「世界はこの(病院攻撃という)行為に沈黙することはできない。ガザの病院は安全な避難所であるべきだったにもかかわらず、死や破壊、絶望の場所に変わろうとしている」と記しました。
そして、ガザで進行する人道・医療危機に世界が沈黙していることを「嘆かわしいこと」とし、西側諸国がイスラエル政府に毅然とした態度をとらないことが人権崩壊の要因になっているとしました。