米ニューヨークでパレスチナ支持者らがデモ実施
アメリカのニューヨークで、パレスチナ・ガザ地区での恒久的停戦と、シオニスト政権イスラエルに対し自国のバイデン政権が行う軍事支援の停止を求め、数百人が集まりデモ行進を行いました。
米紙ニューヨーク・ポストによりますと、数百人の人々が2日土曜、ニューヨーク市内の街頭に集まり、ガザ地区での恒久的な停戦を求めるデモを行いました。
警察や各報道によれば、市内のマンハッタン橋は2時間にわたり封鎖され、デモ参加者たちが拳を突き上げ「ガザを死なせるな」というスローガンを唱えながら行進しました。参加者の中には、「今すぐ停戦を」と書かれたTシャツを着ていた人もいたということです。
参加者らはまた、バイデン大統領に対し、シオニスト政権イスラエルが行うガザ攻撃への支援をやめるよう求めました。
このデモに参加したユダヤ人のジェイ・セイパー(Jay Saper)さんは、イスラエル政権にアメリカ製の兵器が供与されていることに言及し、「数千人ものパレスチナ人が瓦礫に埋もれて(行方不明になって)いるのに、以前と同じようにビジネスを続けるなどありえない」と語りました。
ニューヨーク警察によれば、今回のデモでは女性1人・男性2人の合計3人が逮捕されました。
ニューヨークの正統派ユダヤ教コミュニティの一員であるイツァーク・ドイチュさんは、このデモに参加した理由について、「私たちはユダヤ人だが、(イスラエル政権の)占領という行為は完全に間違っていると言うためにここに来た」と語りました。
そして、シオニスト政権イスラエルの犯罪に言及し、「このような行為は完全に犯罪だ。イスラエルは犯罪を正当化しようと、私の宗教を利用している。ユダヤ教は宗教だが、シオニズムは政治運動(であり宗教とは別物)だ」と続けました。