米NBC「パレスチナ新世代はより反イスラエル的に」
10月 08, 2024 20:00 Asia/Tokyo
アメリカのNBCニュースが、1年にわたる戦争がガザの子供たちに与えている心理的影響を取り上げ、この先彼らの間でイスラエルへの反感がさらに強まると分析しました。
【ParsToday国際】NBCニュースは、ガザではこの1年間に、イスラエルの攻撃により全人口220万人の半数を占める子供たちのうち1万6900人が殉教したとしながら、ガザの子供たちがこの1年間で受けた心理的影響に触れ、「ウサマ・ムハンマド・アブー・ムスタファくんは、クリスティアーノ・ロナウドのようなスターサッカー選手になりたいと願っていたが、サッカーをしていた時にイスラエルのミサイル攻撃を受け、ボールだけでなく片方の足を奪われた。彼は、イスラエルによるこの1年間のガザ攻撃で人生を破壊された数十万人の子供の一人である」と伝えました。
続けて、ガザに住むパレスチナ人少女、ヘナンちゃんの痛ましい事例を取り上げ、「彼女はイスラエルの爆撃により、両親と姉妹、さらに2本の足を失った」と説明しました。
さらに、ユニセフ・国連児童基金のエルダー広報官の言葉を引き、「昨年末までの推計では、ガザに住むパレスチナ人の子供のうち少なくとも1000人が爆撃により片方もしくは両方の足を失ったとされている」と強調しました。
そして、国際社会の沈黙がガザに住む子供たちに広く苦しみを強要していると指摘し、「パレスチナの子供たちは、自分たちの生活の回復に何の役にも立たず苦しみも取り除かない国際秩序をもはや受け入れることはなく、自分たちを守ってくれるパレスチナ抵抗勢力への傾倒を強め、イスラエルへの憎しみをさらに増加させるだろう」としました。
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