スピーディ・エクスプレス作戦は、ベトナム戦争後半で最も物議を醸した米軍作戦の一つとされています。
この作戦の目的は米軍と戦っていた南ベトナム解放戦線の通信能力を制限し、メコンデルタへの退避を阻止することでした。
6か月にわたる攻勢の終了までに死亡したアメリカ兵がわずか267人だったのに対し、南ベトナム側は約1万1000人近くが命を落としました。
後に「デルタの肉屋」という異名をとったジュリアン・イーウェル司令官が指揮したこの作戦は、政府によって正式に勝利とみなされ、現在でもそう信じられています。
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