英NPO代表、「イスラム教徒は英政界で影響力持つ柔軟な勢力」
(last modified Mon, 15 Jul 2024 08:15:59 GMT )
7月 15, 2024 17:15 Asia/Tokyo
  • 英NPO代表、「イスラム教徒は英政界で影響力持つ柔軟な勢力」
    英NPO代表、「イスラム教徒は英政界で影響力持つ柔軟な勢力」

英ロンドンに本拠地を置くNPO「イスラム人権委員会」のマスウード・シャジャレ委員長が、イスラム教徒はイギリスの政界において影響力を持つ勢力だとしました。

【ParsToday国際】イギリスへ渡ったイスラム教徒の歴史は1世紀以上前に遡ることができ、統計では、同国のイスラム教徒人口は現在約400万人にのぼるとされています。

イスラム人権委員会のシャジャレ委員長は、先日行われたイギリス下院総選挙でイスラム教徒の票が与えた影響について触れ、「イギリス政界に影響を与える勢力としての可能性を最大限に活かすべきだ」と述べました。

続けて、「先日の選挙において、イスラム教徒が不満を抱いていた労働党の一部議員が当選しなかったことは、イギリスの政界において新たなページを開いた」としました。

その上で、イギリスでイスラム教徒会議などの組織を立ち上げる必要性を強調しながら、「イスラム社会はそのような形により、特定の枠組みで自分たちの優先事項を決定した上で(イギリスの)社会に示すことができる」としました。

イギリス労働党は、今月4日に行われた下院総選挙で議席の過半数を獲得し、今後5年間政権を運営していくことが決まりました。

イギリス国民は選挙において、停滞した経済状況、物価高、犯罪者政権イスラエルへの支援に抗議する意思を示したのであり、必ずしも労働党の政策を支持したわけでありませんが、ともあれ労働党は選挙に勝利し、14年続いた保守党の政権を終わらせました。

 


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