プレスTV女性アナ逮捕事件、アメリカ当局の曖昧な対応が継続
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マルズィーエ・ハーシェミー氏
アメリカで逮捕された、イラン国営衛星通信プレスTVの女性アナの子女らが、正当な説明のないままアメリカの裁判所に呼び出されました。
AP通信によりますと、今回逮捕されたプレスTVのアナであるマルズィーエ・ハーシェミーの息子ホセイン・ハーシェミーさんは、自分の兄弟姉妹が陪審員らの前での証言を目的に裁判所に呼びされたものの、問題に関する情報は把握していないと語りました。
ホセインさんは、「母は証人として身柄を拘束されたと告げられた。だが、実際には母は抑留施設に入れられ、囚人番号が付けられている」と話しました。
また、「母は今月13日、セントルイスからデンバーに向かっていたところを逮捕された。母はアメリカ黒人の運動に関するドキュメンタリー映画を製作している」と語りました。
マルズィーエ氏は、プレスTV所属のアメリカ系アナウンサーで、今月13日に病気療養中の兄弟やそのほかの家族に面会するため、アメリカに渡航した際に、セントルイス空港で正当な罪名を告げられないまま逮捕され、ワシントンDCの抑留施設に収監されました。
マルズィーエ氏の家族は2日間に渡り、同氏の消息を全く知らされず、その後の彼女からの連絡で、抑留施設内でイスラム教徒の女性の被り物・へジャーブをはがされ、イスラム法で許可されているハラール食品や植物性食品すら与えられていないことを知らされたということです。
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