第34回イスラム団結国際会議が終了声明、イスラム連合結成の必要性を強調
第34回イスラム団結会議の参加者らが、イスラム新興文明と統一共同体の実現に向けた「イスラム連合」結成の必要性を強調しました。
3日火曜夜に発表された、第34回イスラム団結会議の終了声明では、「イスラム新興文明と統一された共同体の実現のため、イスラム連合の結成が必須である。それは、この連合がイスラム世界の協力やイスラム圏の諸国民同士による相乗効果を促し、イスラム世界における分裂や侵犯を未然に防ぐからである」とされています。
この国際会議の参加者らはまた、一部のイスラム諸国の首脳がパレスチナの理念に背き、シオニスト政権イスラエルとの関係正常化に踏み切ったことに遺憾の意を示すとともに、この行動を非難し、「パレスチナはこれまでどおり、イスラム世界の第1の問題であり、いわゆる『世紀の取引』のように、パレスチナ問題を忘却に追い込み、あるいは歪曲するためのあらゆる妥協的な策は失敗することになる」としました。
そして、「パレスチナの解放は、イスラエルにより占領されているシリア・ゴラン高原やレバノン南部やその他の一部の被占領地とともになされるべきだ」と主張しています。
第34回イスラム団結国際会議は、イスラム団結週間の初日となるイスラム暦ラビーオルアッワル月12日にあたる先月29日に開幕しました。
この国際会議では、47カ国のイスラム圏の167人以上の要人および、イラン側の要人120人が講演を行っています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://urmedium.com/c/japaneseradio
https://twitter.com/parstodayj