クリントン氏、国務省の規則違反
May 26, 2016 23:09 Asia/Tokyo
アメリカ国務省の監察総監室の調査の結果、大統領選挙の民主党有力候補のクリントン氏が国務長官時代に私用のメールアドレスを使用していたことが、国務省の規則に違反するという結論に達しました。
プレスTVによりますと、調査の結果、クリントン氏は2009年から2013年の国務長官時代に、私用のメールアドレスを使って2千通以上のメールをやり取りしていたことが分かりました。これらのメールのいくつかは機密扱いになっていました。
アメリカでは、公務に私用のメールを使うことは違法行為にあたります。
アメリカ国務省の監察部門は、25日水曜、調査結果を提出し、その中で、「クリントン氏は国務長官を辞する前に、公務に関連するメールをすべて引き渡すべきだった」とされています。
この調査では、クリントン氏以外の一部のアメリカの関係者も、この法律を守っていないとされており、その中にはパウエル氏が含まれています。
アメリカ国務省はパウエル氏に対して、公務に関する私用メールをインターネット会社から得るよう求めていたが、2016年5月まで回答はなかった、としています。
こうした中、クリントン氏の選挙キャンペーンの報道官は、「確かにこの問題は彼女の選挙運動に逆の影響を及ぼすだろう」と述べています。