米が、ロシアとの緊張激化の最中に核戦争準備演習を実施
(last modified Mon, 31 Jan 2022 11:08:57 GMT )
1月 31, 2022 20:08 Asia/Tokyo
  • 核戦争準備演習
    核戦争準備演習

米国戦略軍司令部が、核戦争への準備を試す目的で「グローバルサンダー」と呼ばれる軍事演習を開始しました。

ロシア・スプートニク通信は30日日曜夜、アメリカの統合軍の一つで、核兵器全般の管理を担当する戦略軍の司令部が、核戦争への参加準備を目的とした「グローバルサンダー(Global Thunder)」演習を実施しようとしている、と報じました。

この演習は例年実施されるものですが、今回はアメリカがロシアによるウクライナ攻撃の脅迫に何度も懸念を表明し、攻撃発生の場合の対ロシア報復攻撃を検討している中での実施となっています。

前回の演習は2021年に実施され、アメリカは、ロシアとの衝突を想定する中で、抑止手段として核兵器を使用しました。

しかし、今年の演習は、中国との仮想の対峙に集中しているものの、核爆弾やミサイルは一切使用されず、その代わりに戦略軍指令部は、核管理や指令ネットワークの機能をテストし、昨年の演習での新たな様式をこれまでに使用してきた戦術に導入して、核戦争に応じた形での決定を訓練しています。

 


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