シーリーン・ポロ(お祝い用の甘いご飯)
今回はシーリーン・ポロ(お祝い用の甘いご飯)のレシピと作り方をご紹介しましょう。
結婚式などの大きなパーティで、甘くてカラフルなご飯が出てきたら、それは「シーリーン・ポロ」、日本語に訳すとその名も「甘いご飯」です。通常、大きなパーティで振舞われ、鶏肉か子羊の肉と一緒に出されます。
【シーリーン・ポロのレシピ(5~6人分)】
<材料>
・イラン米(またはインディカ米、またはタイ米) ・・・4カップ
・砂糖 ・・・1カップ
・アーモンドとピスタチオを砕いたもの ・・・1/2カップ
・ダイダイ、またはオレンジの皮を細く切っもの ・・・1/2カップ
・サフラン(すりつぶしたもの) ・・・少々
・油 ・・・少々
・塩 ・・・少々
・鶏肉、または子羊肉 ・・・500g
・玉ねぎ ・・・1個
・ターメリック ・・・適量
<作り方>
①砂糖と1/2カップの水を5分~6分、火にかけます。
②ダイダイ、またはオレンジの皮を細く切ったものをその中に入れ、さらに5分~6分の間煮ます。火を消して、冷ましておきます。
③アーモンドとピスタチオを砕いたものを水で洗った後、鍋の中(②)に加えます。
こうしてシーリーン・ポロの砂糖液を用意しておきます。
④鶏肉、または子羊の肉を、4つ切りにした玉ねぎと共に炒め、塩とターメリックを加えます。
⑤(④)の鍋に水を入れて、煮汁が少なくなるまで火にかけます。お肉は細かくむしり、骨があれば取り除いておきます。
⑥鍋に水と米を入れて火にかけ、少し芯が残った状態(アルデンテ)でザルに上げます。
⑦サフランを少量のお湯に溶かし、先ほど用意した③の砂糖液1カップと大さじ3杯の油を混ぜあわせておきます。
⑧水1/2カップと油を鍋に入れて火にかけ、ザルにあげた米(⑥)を半分ほどその中に加えた後、煮込んだ肉(⑤)を米の上に置き、砂糖液の中のアーモンドとピスタチオを砕いたものの半分を取り出して肉の上に散らし、残りの米を肉の上にかぶせます。
⑨鍋にふたをして、弱火にかけます。10分~12分、火にかけた後、サフランと油と砂糖液を混ぜあわせた液(⑦)を米の上に注ぎます。
⑩ごく弱火で、米を炊き上げます。およそ40分~45分後に、シーリーン・ポロの出来上がりです。
※イラン人は、「タフ・ディーグ」と呼ばれるご飯のお焦げを好んで食べますが、この料理の場合は、砂糖液を注ぐため、通常よりも硬く、こげ方も激しくなります。このため、シーリーン・ポロは、たいていこのお焦げを取り除きます。
※シーリーン・ポロを大皿に取る際、まず肉を置き、その上にご飯をかぶせます。最後に、残ったアーモンドやピスタチオを散らして飾り付けて下さい。
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