3月 15, 2017 18:27 Asia/Tokyo
  • 知識と行動

宗教的な教えでは、知識は行動が伴ったものであれば、価値があるとされています。

宗教の教えでは、知識は行動が伴っていれば、価値のあるものとされています。13世紀のイランの著名な詩人、サアディは、行動の伴わない学者を、蜜のない蜂にたとえています。蜜のない蜂は何の利益もないばかりか、時に他者に損害を与えることがあります。そのため、知識と行動は、決して切り離せないものであり、どちらも互いに依存しあっています。イスラムの伝承では、賢い者とは、行動する者のことであり、行動が伴わなければ、たとえ知識を持っていたとしても賢いとは言えないとしています。シーア派初代イマーム、アリーは次のように語っています。

「知識と行動はともにある」

また、次のようにも語っています。

「知識という果実は行動によって実る」