2017年6月30日(福本・芝田)【音声】
今週の金曜広場もお楽しみください。
福本:
さて、芝田さん、一カ月に渡るラマザーン月が終わって、今週はラマダン明けの祝日が二日間ありましたね。
芝田:
そうですねー。ようやく、というか、昼間でも何も気にせずに食べたり飲んだりすることができますね。このラマダン明けの祝日の2日間は、断食をがんばっていた人に心からおめでとうと言いたい日でした。
●リスナーより
日本では沖縄県が既に梅雨入りし、やがて首都圏でも梅雨入りします。毎年、この時期の降雨量で夏場の水道の飲料水が充足されるかが決まります。降雨量の少ないテヘランでは今年の夏は水不足にならないでしょうか?水不足になった時などはどのような節水の対策が講じられるのか番組で取り上げていただければ幸いです。
●ラジオより
福本:
少し前にいただいたお便りですので、今は沖縄も既に梅雨明けしたそうですが、さてテヘランの水不足、毎年のように言われていることだと思うのですが、もう10年以上も前のことになりますけれど、計画的な断水、というのがあって、― 芝田さんはご存知ないかもしれませんね。― それに備えてポリタンクやペットボトルに水を常備していたことを懐かしく思い出してしまいました。ここ何年かは、停電はあっても「断水して困った」、という記憶がないような気がします。でも、この時期はテレビなどでも節水を呼び掛けるテロップがよく流されていますよね。芝田さん、こちらの節水対策にはどのようなものがあるでしょうか?
芝田:
はい、テヘラン水道局のサイトを見てみたのですが、何だか水の少ない国ではないかのような贅沢な使い方に注意が喚起されているな、という印象でした。イランの節水対策に特徴的なものはありますか?
福本:
水道局からの請求書に、確か節水を呼び掛ける言葉が書かれているんですよね。また、テレビでも「歯を磨く時、お皿を洗う時、シャワーを浴びるとき、車を洗う時などは、水を流しっぱなしにしないように」と、口を酸っぱくして呼びかけているような印象があります。これは今芝田さんがおっしゃった「水の少ない国ではないかのような贅沢な使い方」に対しての啓蒙の一環だと思うのですが、本当に一人一人の意識を高く持つ必要があるのだと思います。
●リスナーより
文化・宗教の異なる、遠い中東の国の情報は、日本ではよく分からず、すべてISISのような国というイメージがありますが、放送を聞いていてイランの皆さんもISISの過激な行動に困惑しているということがよくわかりました。
●リスナーより
福本:
ISISと言えば、6月7日にテヘランの2カ所で発生したテロ事件、「まさか、ここテヘランで?」というのが正直な第一印象でした。
芝田:
本当ですよね。私はちょうどこの前々日くらいに、“海外各地でいろいろな事件が起きているから気をつけてね”と弟からメールが来て、「テヘランは大丈夫だよ」なんて話していたんですね。そうしたらこんな事件が起きたのでびっくりです。
福本:
ここIRIBでも、その後警備が厳しくなりましたが、でもそれぐらい厳しいほうが私たちにとっても安心ですよね。
芝田:
確かにそうですよね。街中でも、警官が増えたような気がします。
●リスナーより
昨日のテヘランのサッカー場は標高高いですね。37.3℃で湿度20%!バテるの早かった。空気も薄いですし。富士山より高いところにあるイランのスキー場へレスリングの高地トレーニングに行くそうですね。高すぎて息苦しくならないのでしょうか。イラン人アスリートの向上を国内でできますね。
●ラジオより
福本:
まず、「昨日のテヘランのサッカー場」、というくだりはワールドカップ最終予選の日本対イラクの試合のことですね。ところで、イランのレスリングチームが高地トレーニングしているという話は知りませんでした。でも私たちが普段生活しているテヘラン市のこのあたりも標高は千メールを超えているんですよね。かつて、駐在の日本人の奥様に聞いたお話なのですが、「健康診断で日本に一時帰国する度に肺活量が増えているのよ」とおっしゃっていました。芝田さんは、「高地で生活している」ということを実感することはありますか?
芝田:
私はほとんど実感したことはなかったんですが、少し長い距離を歩くと息が切れそうになるのは、あれは体力が落ちたというよりも、標高が高いせいもあるのかな、と最近になって思いました。あとはカスピ海沿岸の地方に行くと、本当に不思議なくらいぐっすりと眠れます。これは標高が低い場所に行ったからなのでしょうか。
福本:
私はここではあまり意識することはないのですが、逆に日本に帰ると体が軽くなったような感覚があるんです。駅に向かう道のりをつい駆けだしたくなるような。ただこれは心肺機能云々ではなくて、「日本に帰ってきた」という高揚感のせいなのかもしれません。
芝田:
あはは、どちらもあるかもしれませんね。
●リスナーより
日本列島は「梅雨入り」となりました。通勤路には色とりどりの「紫陽花」が咲き誇り、目を和ませてくれています。
●ラジオより
良いですねぇ、アジサイ。テヘランでは鉢植えのアジサイを見かけることはあっても、庭木として植わっているのを見たことはないように思います。
芝田:
私は鉢植えでも、イランでほとんどアジサイを見たことがありません。
福本:
そうですか。知人の話では、日本と気候が似ているカスピ海沿岸のあたりでは、アジサイが、まぁ自生しているのか、栽培されているのかわからないけれど、見ましたよ、ということでした。それから、日本でこの時期に咲く、クチナシの花もテヘランでは見られなくて残念です。アジサイもクチナシも雨の風情が似合うお花ですよね。
芝田:
そうですね。同じ花を見ても、テヘランの照りつけるような太陽の下と、日本のしっとりとした空の下では印象が異なって、何だか違う花のように見えるから不思議です。
●リスナーより
最近の再放送は良好な受信状態が続いていて、嬉しく思います。さて、我が国でも太平洋戦争に敗れて何年間、私の少年時代でしたが、白衣の傷痍軍人が不自由な姿でアコーディオンを弾きながら乗客に募金を求めている姿がありました。おなかを空かしていた少年の頃のことでしたが、とても悲しい想いでその軍人さんをじっと見つめていたことを思い出します。お金さえ出せば、世界中のどんな物でも手にすることができる日本にも、こんな時代があったのです。
●ラジオより
福本:
本当に、日本もイランも今の平和な暮らしを享受できていることに感謝しなくてはと、あらためて思いました。N・Kさん、お便りどうもありがとうございました。