8月 19, 2017 19:32 Asia/Tokyo

(北川)さて、8月も下旬にさしかかろうというところですが、ついこの間7月で暑い暑いといっていたところが、少し猛暑も和らいで、寝るときはクーラー要らずな状況ですよね。

まだ暑い、雨も降らない、でもだんだん秋に差し掛かりつつあるのかと感じていますが、芝田アナはこの時期、何か楽しみにしていることはありますか。

(芝田)楽しみにしていることですか?うーん、、、今は8月末のサッカー・ワールドカップの最終予選ですかね。日本代表のワールドカップ進出がかかった大事な試合ですよね。

ところで、イランはこのいわゆるカレンダー上で言われる「夏」の間って、ほとんど毎日、天気が変わることがありませんよね。毎日同じような空ですし、毎日同じような気温で、まあ、毎日からからに晴れています。それで天気を気にして予定を立てたりしなくていい分、楽なんですけれども、その反面、メリハリがなくなるというか、毎日一定の調子で過ぎていくので、あっという間にも感じます。

(北川)、もう8月、という状況で、少しビックリしています。2017年も残すところあと3ヶ月とちょっと、早過ぎないか、と思ってしまいます。確かにテヘランでも3ヶ月経てば季節も変わるでしょうが、3ヶ月前のことをある程度おぼえているので、それってついこの間だったよね。とビックリです。

(芝田) 早いですよね、と毎日言っているような気がしますが。。。

●リスナーより

先日、梅雨が明けてからの炎天下の中で軽い熱中症になってしまいました。頭が割れるように痛くなりましたが、帰宅してから鎮痛剤を服用し、暗いところで安静にしていると、翌朝にはその症状がほとんどなくなりました。体調が元に戻ったので、地元で開催されている風鈴市に再度、足を運びました。この風鈴市には全国の風鈴が集まるのですが、そのほかにも世界の風鈴というコーナーがあるので、イランの風鈴はないものか見ましたが展示されていませんでした。どうやら風鈴とは日本だけでなく世界各地にあるようなのですが、イランには風鈴はあるのでしょうか。

●ラジオより

(北川)夏の風物詩ともいえる風鈴、そういえば風鈴の音もしばらく聞いていない今日この頃です。たしかに、イランにも鈴は存在し、私の音楽の師匠も鈴コレクターでした。しかし、イランでは風鈴のように軒先につるしておいて、風鈴みたいな使い方をしているのを見たことはないですよね。

(芝田)そうですよね。ないですね。私は前に、日本に一時帰国してイランに帰ってくるときのお土産に、風鈴を選んだことがありました。これは喜ばれましたよ。ああやって、風に吹かれて音を鳴らす、というのが珍しかったのでしょうか。

(北川)そうですね。イランでの鈴の使い方として、らくだなどの家畜につける方法がありますね。おそらく群れからはぐれないようにとか、所在がわかるようにするための道具ですが、これは現在でも使われています。あとは楽器としても使われています。

●リスナーより

テヘランの最高気温が39度とのこと、そちらの湿度はどんなものなのでしょうか。こちらは梅雨の季節となっておりますが、連日の蒸し暑さで体力が消耗してしまいます。

今日のテヘランの天気は晴れ、最高気温35度、最低気温23度というのを、私が住んでいる茨城県日立市と比較すると、今日の天気は晴れ、最高気温27度、最低気温22度であり、テヘランの最高気温が8度も高いことになります。ただし、日本でも場所によっては35度前後になり、ニュースで話題になっています。私の住んでいる日立市は、海沿いに位置することから、内陸部に比べて、2-3度ほど最高気温額低いのが通例です。日本の場合、天候ではもうひとつ、湿度が暑さに影響しますが、今日の湿度は98%と高い状態です。ただし、外から入ってくる風は涼しく、快適な天候です。テヘランの湿度はいかがでしょうか。また、暑さはどのように感じるのでしょうか。よろしければ、お聞かせください。

●ラジオより

(北川)イランの湿度について、以前にもご質問ありますが、我々の住んでいるテヘランは、湿度がほぼゼロで、乾燥していますよね。確かに、強い日差しを感じることはありますが、湿度がないので、蒸し暑い、という不快感はないですよね。

(芝田)ほんとうにからっとしていますよね。それにしても、湿度98%はすごいですね。こちらでは、日向を歩いていれば確かに汗はかきますが、日陰に入ると涼しさを感じますし、時には風邪を引きそうに感じることもあります。シャワーの後に肌がべたべたになる、という感覚はほとんどありませんよね。むしろ、ぬれたまま外に出ると寒いと感じるくらいです。湿度があるのとないのとでは、本当に違いますよね。

●リスナーより

今、自宅のベランダで、ゴーヤーとヘチマを育てています。イランの家庭でゴーヤー、ヘチマを育てることはありますか。

●ラジオより

(北川)私が聞く限り、ゴーヤーやヘチマを育てているご家庭をみない上に、ゴーヤー自体を見かけたことがないですね。お隣のパキスタンでは、カレーにして食べるという話を聞くのですが、やはり、隣とはいえどイランはいわゆるマサラ文化圏ではないこともあり、ゴーヤーを使ったイラン料理を知りませんね。このあたり、何かご存知ですか?ヘチマも見かけないですね。

(芝田) そうですね。ゴーヤーもヘチマも、イランでは残念ながら見かけたことはありません。家庭菜園で作られているのは、ナス、トマト、きゅうり、にんにく、ピーマンあたりが多いでしょうかね。私の家のアパートの庭では、近所の人がハーブ野菜を作っています。ゴーヤーがあれば、料理のレパートリーが広がっていいんですけどね。

インタビューコーナー:

ペルシャ語翻訳家の愛甲恵子さんのインタビューの最終回をお届けします。愛甲さんはペルシャ語翻訳家兼コーディネーターとして活動されており、これまでに『フルーツちゃん』、『ごきぶりねえさんどこいくの』、『アフマドのおるすばん』といったイランの絵本の翻訳を行い、また、サラーム・サラームというユニットを組み、都内のギャラリー等でイラン人のイラストレーターの展示会などのイベントの開催を手がけています。

●リスナーより

ムハンマド以外にも預言者は多々いるのですね。ムーサーとイーサーはわかりました。ユーノスは何教の誰なのでしょうか。

●ラジオより

(北川)ユーノスは、日本で知られている形として、ヨナですね。ラジオ日本語の番組では、コーランに記された預言者の名前を使っているので、日本で一般的に使われている呼称とは、多少違うんですよね。ご存知の通り、日本ではムーサーはモーゼ、イーサーはイエス、そのほかにもイブラヒームはアブラハム、イスマーイールはイシュマエルとされています。芝田アナ、そのほかの一神教の預言者はどんな様子でしょうか。

(芝田)他には、ノアの方舟で知られるノア、イランではヌーフと呼ばれています。また、ユーソフ、ヤークーブ、イスハーク、スライマーン、ダーヴード、などが聞いたことのある預言者でしょうか。ユーソフはヨセフ、ヤークーブはヤコブ、イスハークはイサク、スライマーンはソロモン、ダーウードはダビデと呼ばれています。とあるサイトによれば、コーランで預言者として登場する人物は25人もいるそうです。

(北川)また、ほかの一神教では比較的知名度の低い預言者も出てきますね。例えば、ヘズルという預言者もいます。彼はモーゼことムーサーとのやり取りで有名ですね。私はムーサーとヘズルの話を、モウラヴィーの授業で初めて知ったんですが、当時の私にとってはかなりショッキングな話で、こんな預言者がいたのかとビックリしました。

(芝田)なんとなく、どんな話しなのか、教えていただけますか?

(北川)ムーサーは若い頃、預言者のヘズルに教えを請い、一緒に行動を共にするわけですが、このヘズルという預言者は、「これから自分がやることについて、なぜそうするのかと聞かなければ、ついてきてもよい」というんです。ヘズルは行く先々で、船をわざと沈めたり、若者を殺したり、金がないのに無償で壁を補修したり、など、一見すると行動が支離滅裂で、ムーサーもつい「なぜそんなことをするのか」と聞いてしまうんです。ヘズルは、これらすべては神の英知に基づいて行動したということを最後にムーサーに告げる、という話です。

ちなみに、預言者ムーサーとヘズルの話は、ラジオ日本語のサイトの「コーランの物語」にも掲載されています。