4月 10, 2021 14:24 Asia/Tokyo

テヘラン市内にある宮殿博物館庭園博物館庭園は、数年前から一般見学者向けに公開が始まった施設です。

この美しい庭園は紆余曲折の歴史を経てきており、わずか10年弱前までは宮殿監獄の名で知られていました。しかし、それよりはるか前のガージャール朝時代には、同王朝の王族らの宮殿とされ、ガジャリー宮殿と呼ばれていました。
1797年から1834年までイランを治めていたガージャール朝のファトフアリー・シャー国王が、テヘランの小高い丘の上に庭園つきで、”ヨーロッパの帽子”と呼ばれる屋根つきの大きな建物を含むこの宮殿を建設しています。
また、元はマルコフ監獄とされていた建物は菱形で、パフラヴィー王朝の2番目の王の時代に造られ、現在は博物館として一般の見学者向けに公開されています。
建物の外側には歴史的な車が展示されており、その多くは、イランの著名人や近現代の政治家が所有していた車です。
マルコフ監獄の裏手には、ガージャール朝時代の名残である、八角形型で「ヨーロッパの帽子」と呼ばれる邸宅が佇んでおり、その屋根と壁は美しい漆喰彫りで装飾されています。
 

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