イラン博物館めぐり(21):ザーヘダーン大博物館
May 13, 2021 13:47 Asia/Tokyo
ザーヘダーン大博物館はイランで最も大きな博物館のひとつで、同国南東部スィースターン・バルーチェスターン州のザーヘダーン市にあります。この博物館は1,000平方メートルの床面積に5階建ての建物を有し、同州サラーヴァーン市にあるセブ城塞に着想を得て建設されました。
この博物館の入り口には、イランの神話上の英雄ロスタムの非常に美しい現代風の像があります。
1階には歴史学のエリアがあります。ここでは、スィースターン・バルーチェスターン州およびイラン南部の隣接州における様々な時代の文化・文明を扱っており、現在の同州に栄えたシャフレ・スーフテ文明、南東部ケルマーン州のジーロフト文明およびシャフダード文明の出土品を見学できます。
また、2階は民俗学のエリアとなっており、ここでは同州の人々の生活を間近に見ることができます。また、口承文学、著名人、文化や習慣、地元の衣装、料理や手工芸が紹介されているほか、この州の様々な時代の著名人や名士の彫像が展示されています。
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