セロリ
今回は、セロリについてお話し致しましょう。
イランのセロリを使う代表的な料理は、煮込み料理です。香味野菜であることから、煮込み料理には茎が使われ、また各種サラダにも使われます。魚や鶏を調理する際には、葉を使うと臭みを消してくれます。
セロリは、二年生の草本植物で、分岐した茎を持ち、高さは20センチから60センチになります。野生種は、塩分を含んだ土地や沼地、泉、海のそばに生えています。ときに、石灰を含んだ土地でも見ることができます。セロリは、特に地中海沿岸地域、南アメリカ、アフリカ、イランをはじめとするアジアで生育しています。
セロリの茎と葉には、タンパク質、脂質、糖質、カルシウム、鉄、ビタミンB1,B2,PP,Cが含まれています。また、利尿、滋養強壮の作用があり、壊血病や膨満感、熱にも効果があります。
セロリジュースは、腎臓の上にある副腎や、神経を強化します。セロリは、その数多くの特性から、さまざまな病気の治療に効果的であり、例えば、血液の浄化、リューマチ、痛風に効くほか、殺菌作用もあります。さらに、ダイエット効果も期待でき、セロリのジュースに、ニンジン、レモンなど他の果物や野菜のジュースを混ぜて飲むとよいとされています。
セロリのエキスは、高血圧の治療に使われます。セロリのジュースと同量の牛乳、砂糖を混ぜ、朝と昼、それぞれコップ1杯飲みましょう。1週間後に血圧を測り、その数値によって、薬の量を加減してください。また、てんかんの患者がセロリを食べると、症状が悪化することがあるので、この点に気をつけましょう。
外用として使うとき、セロリの新鮮な葉を患部にかぶせます。セロリを煮だした汁は、頭のふけを抑えるのに効果的です。
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