北朝鮮が米非難、19年の在スペイン大使館襲撃で
(last modified Tue, 04 Apr 2023 06:56:38 GMT )
4月 04, 2023 15:56 Asia/Tokyo
  • 在スペイン北朝鮮大使館
    在スペイン北朝鮮大使館

北朝鮮が、2019年に起きた在スペイン北朝鮮大使館襲撃事件の主犯格とする男の身柄引き渡しを米国が拒否しているとして、「テロリズム行為を保護している」と非難しました。

ロイター通信が、北朝鮮のKCNA朝鮮中央通信の4日火曜の報道として伝えたところによりますと、在スペイン・マドリード北朝鮮大使館は声明を出し、事件を「重大な主権侵害およびテロリスト攻撃」と指摘しました。

また、「犯行グループを米国は徹底的に調査せず、リーダーのクリストファー・アン元米海兵隊員の身柄引き渡しを拒否しており、国際法違反だ」としています。

当時の事件では、犯行グループが数時間にわたって大使館職員を縛り、猿ぐつわをした後、コンピューターやその他機器を持ち去ったとされています。

人権活動家をしていたアン元米海兵隊員は19年4月にロサンゼルスで逮捕されたものの、3カ月後に130万ドルの保釈金で保釈されました。

スペイン当局は侵入者らについて、北朝鮮のキム・ジョンウン現体制打倒を目指す団体「千里馬民防衛(自由朝鮮)」のメンバーと認定し、アン元米海兵隊員の身柄引き渡しを求めていました。

これに対し同団体は事件への関与を認めましたが、メンバーは中に招き入れられたと主張しています。

 


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