イラン外務省報道官「アゼルバイジャンの回廊設置は地域の現状変更につながらないことが条件」
https://parstoday.ir/ja/news/daily_news-i128598
イラン外務省のバガーイー報道官は28日、隣国アゼルバイジャンが飛び地領・ナヒチェヴァン自治共和国とを結ぶ回廊をイランとアルメニアの国境沿いに設置することを求めていることについて、「いかなる国の主権・領土も侵害することなく、地域の現状変更につながってはならない」と述べました。
(last modified 2025-08-02T03:38:33+00:00 )
7月 28, 2025 21:08 Asia/Tokyo
  • イラン外務省のバガーイー報道官
    イラン外務省のバガーイー報道官

イラン外務省のバガーイー報道官は28日、隣国アゼルバイジャンが飛び地領・ナヒチェヴァン自治共和国とを結ぶ回廊をイランとアルメニアの国境沿いに設置することを求めていることについて、「いかなる国の主権・領土も侵害することなく、地域の現状変更につながってはならない」と述べました。

【ParsTodayイラン】アゼルバイジャンは、「ザンゲズール回廊」と呼ばれるアゼルバイジャン本土とナヒチェヴァン自治共和国を結ぶことを目的とした回廊を、アルメニアとイランの国境に沿う形で設置する構想を掲げています。

バガーイー報道官は28日の記者会見で、この問題について「イランの立場は変わっていない。第一にアゼルバイジャンとアルメニアの対立は対話を通じて平和的に解決されるべきこと。第二にイランは地域諸国の経済発展につながる回廊開発を支持することだ」と述べました。

その上で、「地域外の勢力が介入することは利益につながらない。そして、いかなる国の主権・領土も侵害することなく、地域の現状変更につながってはならない」と強調しました。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter