イラン経済財政大臣が、西側の核合意の取り決め履行を要請
10月 10, 2016 19:24 Asia/Tokyo
イランのタイエブニヤー経済財政大臣が、西側諸国に対し、核合意の取り決めを履行するよう求めました。
タイエブニヤー大臣は、アメリカ・ワシントンでの世界銀行とIMF・国際通貨基金の年次総会の傍ら、フランスのサパン経済財務大臣と会談し、世界の大手銀行とイランとの早急な関係の再開を求め、「通商取引や経済の協力の拡大は、銀行間の協力なしには実現されない」と語りました。
タイエブニヤー大臣はまた、イランの今期政府による、石油輸出による外貨収入への依存の減少、様々な分野への投資、経済の安定やプラスの成長といった業績に触れ、「アメリカが引き起こしたイランとの取引上の制限に注目し、フランスのような大国は、各国の利益となるこの問題の解決に影響力を及ぼすべきだ」と述べました。
一方のサパン大臣も、「フランスは核合意の実施の取り決めを履行しているとし、「一部の問題が存在するといえど、これは取り決めの履行におけるフランスの意志を揺るがすことにはならない」と語りました。
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