イラン政府報道官、「イランはアメリカの核合意離脱後に備えている」

イラン政府のノウバフト報道官が、「イランは、アメリカの核合意離脱後の状況に対して完全な準備ができている」と語っています。

イルナー通信によりますと、ノウバフト報道官は、2日水曜、イラン北部ギーラーン州のアンザリーで、記者団に対し、アメリカが核合意から離脱する可能性に触れ、「アメリカが核合意から離脱した後の状況の変化に対し、予算や対策を準備している」と語りました。

イランと6カ国の核合意は、2016年1月から実施されていますが、アメリカ政府は常に、核合意の実施において取り決めに違反しています。

アメリカのトランプ大統領は、核合意の変更を求め、この合意が変更されなければ、アメリカは離脱すると警告しています。

ノウバフト報道官は、シオニスト政権イスラエルのネタニヤフ首相による最近の反イランの芝居に触れ、「シオニスト政権は常に、世界に核合意とイランに反する風潮を作り出そうとしている」と述べました。

また、ＩＡＥＡ国際原子力機関は、イランの核活動に関して見解を表明することのできる唯一の機関だとし、「ＩＡＥＡは常に、イランの核活動の平和性を強調してきた」と述べました。

ネタニヤフ首相は、30日月曜夜、テレビカメラの前で複数の画像やＣＤ、資料を示し、イランは密かに核兵器製造を計画していると主張しました。