イラン原子力庁長官が、20%でのウラン濃縮を西側に示唆
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イラン原子力庁のサーレヒー長官が、「イランはいつでも決心した際に、あらゆる濃度でのウラン濃縮を実施する」と語りました。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
12月 13, 2018 17:36 Asia/Tokyo
  • イラン原子力庁のサーレヒー長官
    イラン原子力庁のサーレヒー長官

イラン原子力庁のサーレヒー長官が、「イランはいつでも決心した際に、あらゆる濃度でのウラン濃縮を実施する」と語りました。

サーレヒー長官は、テヘラン南方の町ゴムにあるフォルド核施設を視察した際、「わが国の核活動は、これまでとおり支障なく進行している」と述べています。

また、「イランは、核合意の枠内で一連の制限を受け入れているが、この問題は、わが国の原子力産業の平和的な活動の妨げにはならない」としました。

さらに、核合意の内容の不完全な実施に関して西側諸国に警告し、「現在すでに、フォルド核施設には4万4000機の遠心分離機があり、イランはいつでも思い立ったときに、この核施設内で20%濃度でのウラン濃縮を再開する」と語っています。

フォルド核施設

 

サーレヒー長官はまた、核合意におけるヨーロッパ諸国の協力に期待感を示し、「ヨーロッパ諸国、並びにそのほかの核合意関係国は、なるべく早急に取り決めを履行し、アメリカが生じさせた空白を埋め、自らの取り決めを実施する必要がある」と述べました。

イランのラーリージャーニー国会議長は今月6日、テヘランで中国の全国人民代表大会の陳希副議長と会談し、アメリカの離脱後における、そのほかの関係国の核合意継続の必要性を強調するとともに、「アメリカが違反し、そのほかの関係国が措置を講じなければ、核合意はイランにとって無意味なものとなるだろう」としています。

 

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