シリア、「米はわが国民に賠償金を払うべき」
(last modified Sun, 23 Apr 2023 08:43:51 GMT )
4月 23, 2023 17:43 Asia/Tokyo
  • 米軍による石油の略奪
    米軍による石油の略奪

シリア外務省が同国での米軍による石油の略奪に反応し、アメリカ政府にこの行動の停止および、シリア国民への賠償金の支払いを要請しました。

2017年9月に在シリア米軍の片腕であるテロ組織ISISが敗北したあと、米軍が直接彼らに取って代わり、その時から ISISの代わりにシリアの石油と資源の搾取・略奪を開始しました。

タスニーム通信によりますと、シリア外務省は「米占領軍は、シリアの石油やその他の天然資源を侵略し、イラク北部からトルコへの密輸を続けているが、これは国連人権法に反するもので、シリア国民の貧困化と問題の長期化を招いている」と表明しています。

シリア外務省はアメリカのこの行動を非難するとともに、「アメリカにはシリア国内で窃盗行為をはたらく権利はない」として、アメリカ政府に対しこれを止めるとともに、シリア国民に賠償金を支払うよう求めました。.

同省はまた、米国に対し、テロ組織やクルド人分離主義勢力への支援を停止し、できるだけ早くシリアから撤退するよう要求しています。

シリア国営サナ通信も22日土曜、「米軍は、過去数時間以内でシリア・アルジャジーラ地区からイラクに向かって数十の石油タンカーを盗みだした」と報じました。

 


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