国連が、イエメンの空路封鎖の解除を要請

国連のシェイクアフメド･イエメン担当特使が、サウジアラビア主導のアラブ連合によるイエメンの空路封鎖の解除を求めました。

レバノンのアルマヤーディンテレビによりますと、シェイクアフメド特使は２５日火曜、イエメンの停戦の延長および、負傷者の国外への搬送や輸送機の飛行のためにイエメンの空路封鎖の解除を求めました。

シェイクアフメド特使は、イエメンの停戦が違反されているとし、「衝突している各グループは、暴力が決して有効な解決策ではないことを認識することで、恒久的な平和の樹立のために政治的な手段に協力すべきだ」と語りました。

イエメンの医師たちは、「サウジサラビア軍によってイエメンが陸、海、空から封鎖されているためにイエメンの人々に医薬品、医療機器、食品が届けられない」としています。

これ以前にも、イエメンの航空輸送局のガーネム局長は、サウジアラビア軍によるイエメンの空路封鎖のため、国内外の空港で７０００人以上のイエメン人が足止めされているとしました。

サウジアラビアが主導するアラブ連合は、イエメンの空路や陸路を封鎖したことで、同国への支援物資の搬送を妨害しようとしています。この封鎖はイエメンの民間人の生活に非常にマイナスの影響を及ぼしています。