サウジ皇太子が、実母を自宅軟禁
7月 15, 2018 18:15 Asia/Tokyo
サウジアラビアのムハンマド皇太子が、直接の命令により実母を自宅軟禁扱いとし、自らの許可なしでのこの母親との接見を禁じました。
サウジアラビアのサルマン国王の3番目の后は、サルマン国王の13人の子供のうちの6人の子供の母親であり、小さな王宮内の自宅に、国王とは隔離され軟禁されています。
この后は現在、サルマン国王の唯一の正式の配偶者となっていますが、それは2011年にサルマン国王のもう1人の妻スルターネ王妃が死去し、またさらにもう1人の妻とは離婚していることによります。
スペインの新聞エル・ムンドによりますと、ムハンマド皇太子の母親が、息子であるムハンマド皇太子の国家行政能力に確信が持てないと表明した後、ムハンマド皇太子は現在、健康状態の問題を抱えているサルマン国王の決定に対する悪影響への恐れから、母親を自宅に軟禁しました。
エル・ムンドによれば、アメリカの情報機関は電話による通話の傍受に成功し、ムハンマド皇太子が母親をサルマン国王から隔離したままにしようとしており、また国王がアルツハイマー病にかかっていると話したということです。