国境なき医師団、イエメン人への支援を強く要請
8月 14, 2019 20:15 Asia/Tokyo
医療・人道援助を行う国際NGO・国境なき医師団が、イエメンの民間人支援に向けた早急な措置を求めています。
トルコ・アナトリア通信によりますと、国境なき医師団はイエメンの民間人への攻撃を非難すると共に、イエメンにおいて民間人や医療団の安全が確保されるよう一日も早く措置が取られることを求めました。
サウジアラビア軍の戦闘機は今月11日日曜、イエメン西部ハッジャ州にある、戦争被災者たちが住む建物を3回に渡り爆撃しました。
国境なき医師団・駐イエメン事務所は、その時の爆撃で民間人10人が死亡、女性や子ども6人を含む多数が負傷したことを明らかにしました。
赤十字国際委員会は13日、イエメン南部アデンの病院が深刻な医薬品不足により、衝突による負傷者の受け入れを回避しているとしています。
アデン南部ではこの数日、サウジアラビアとアラブ首長国連邦に属する武装勢力の間で衝突が発生、これまで双方を合わせた数十人に加え、民間人にも多数の死傷者が出ています。
2015年3月、サウジアラビアとその同盟国によるイエメン攻撃が始まりました。これまでに1万6000人以上のイエメン人が死亡、数万人が負傷し、また数百万人が難民となっています。
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