プーチン大統領「現在の世界情勢は西側の横暴の結果」
6月 16, 2024 16:46 Asia/Tokyo
ロシアのプーチン大統領は、「現在の世界情勢は西側諸国の横暴の結果だ」とし、「世界は後戻りできない地点に近づきつつある」と述べました。
【ParsToday国際】プーチン氏は14日の記者会見で、アメリカやその同盟国がロシアを戦略的敗北に追い込もうとしていることに触れ、「アメリカはあらゆる手を使って自らの覇権を維持することに注力しているが、それは自らを行き詰まりに追い込むだけだ」と述べました。
また、ウクライナ戦争について「この戦争はロシアとウクライナの戦争ではない。西側諸国の好戦主義がもたらしたものだ。そして、それを特定の国のせいにするNATOの外交戦略だ」と述べました。
プーチン氏はその上で、「ロシアはウクライナ問題の平和的解決を望んでいたが、我々の提案はすべて拒否された」と述べました。
また、ロシアがヨーロッパ侵攻を狙っているとする報道を否定し、「このような報道は全くの事実無根だ。それは欧州が兵器競争をするための口実である。ロシアによる欧州への脅威はなく、本当の脅威はアメリカである」としました。