国連、「ミャンマーは今もロヒンギャ族のイスラム教徒にとって危険」
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国連が、ミャンマーに関する最新の報告の中で、「ミャンマー政府は、イスラム教徒が普通の生活を再開できるような土台を整えていない」と発表しました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
10月 08, 2018 20:20 Asia/Tokyo
  • ミャンマーのロヒンギャ族
    ミャンマーのロヒンギャ族

国連が、ミャンマーに関する最新の報告の中で、「ミャンマー政府は、イスラム教徒が普通の生活を再開できるような土台を整えていない」と発表しました。

ファールス通信によりますと、国連難民高等弁務官事務所と国連開発計画が共同で作成したこの報告では、「みゃまーのロヒンギャ族のイスラム教徒は、不安と恐怖の仲で生活しており、ラカイン州の居住区を自由に往来することすら、許されていない」と強調されています。

国連難民高等弁務官事務所のアンドレ・マヘチッチ報道官は、ミャンマー・ラカイン州のイスラム教徒の居住区を視察し、「この地区の人々は、衛生サービスを利用できないことや教育を受ける上でのイスラム教徒の制限について話した」と語りました。

こうした中、ミャンマー政府は6月、国際機関に対し、ロヒンギャ族のイスラム教徒が自発的かつ無事にバングラデシュから帰国し、ラカイン州で再び暮らせるようになるように土台を整えるよう義務付けました。

マヘチッチ報道官は、「さまざまな評価や分析によれば、ミャンマー政府は決められた条件の一つもクリアしていない」と語りました。

2017年、ロヒンギャ族のイスラム教徒およそ70万人が、ミャンマー政府軍による暴力や殺害を理由にバングラデシュに避難しました。

 

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