イギリス下院議会で、ブレグジット案が3度目の否決
(last modified Sun, 31 Mar 2019 05:21:44 GMT )
3月 31, 2019 14:21 Asia/Tokyo
  • イギリス下院議会
    イギリス下院議会

イギリス下院議会が、同国のメイ首相の打ち出したブレグジット・EU離脱協定案に対し、3度目となる否決をつきつけました。

イギリス下院は29日金曜、メイ首相が提案したブレグジット法案を三たび否決しました。

この採決は、イギリスの当初のEU離脱期日とされていた29日に実施され、反対344票、賛成286票という結果でした。

イギリス下院でのブレグジット否決を受け、現在イギリス政府には2週間の猶予が与えられ、この期間にEU離脱に関する修正案を提示するか、もしくは合意なしに離脱するかのいずれかを選択することになります。

 

メイ首相

 

メイ首相は、今回の採決の結果に遺憾の意を示し、「このやり方ではもはや功を奏さないが、政府は予定通りEU離脱に向けた努力していくと語りました。

メイ首相はこれに先立ち、「EU離脱策をめぐる政府の思惑とする案に議会が同意すれば、自分は辞任する」と表明していました。

イギリス国民は、2016年6月23日の国民投票で同国のEU離脱に賛成票を投じました。

イギリスは、今月29日に正式にEUを離脱することになっていましたが、現在この問題は複雑な局面を迎えています。

EU加盟国の中でこの組織からの離脱を表明したのは、イギリスが初めてです。

 

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