クリントン元米国務長官、「米は核合意に復帰すべき」
8月 18, 2020 16:55 Asia/Tokyo
米元国務長官のヒラリー・クリントン氏が、「アメリカの次期政権は核合意に復帰すべきである。それは、核合意復帰がアメリカの利益となるからだ」と語りました。
イルナー通信によりますと、クリントン氏は17日月曜、協調主義的理念を持つアメリカの国際問題シンクタンク「大西洋評議会」とのオンライン会議において、「アメリカは、核合意に復帰したほうが得策であるとともに、対イラン核計画に対し科された制限の維持に努め、地域での核競争の発生を防ぐようにすべきだ」と述べています。
今秋の米大統領選に出馬するジョー・バイデン民主党候補は常に、今回の大統領選に当選した暁には米国を核合意に復帰させる事を強調しています。
アメリカが提起した対イラン武器制裁延長要求案は、今月14日の国連安保理での採択という関門を越えることはできませんでした。
この決議案は、アメリカとドミニカ共和国によるわずか2票の賛成票を得たのみで、棄権11票、中国とロシアによる反対2票により否決されています。
この決議案の採決に反対または棄権票を投じた安保理の常任および非常任理事国は、今回の投票の理由として核合意への支持および、アメリカの行動の違法性を挙げています。
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