米がウィーン協議への復帰の意向を表明
8月 04, 2021 16:40 Asia/Tokyo
アメリカ大統領府のサキ報道官が、対イラン核合意復活を目指すオーストリア・ウィーン協議への復帰への完全な用意があることを表明しました。
イルナー通信によりますと、サキ報道官は現地時間で3日火曜、「我々は交渉継続のためウィーンに戻る準備ができており、またそうする機会があることを願っている」と述べています。
また、イランの平和的核開発計画に対する自らと米国の当局者のこれまでの主張を繰り返し、「イラン側の行動に関する我々のすべての懸念が解決されるとは予想していない」と主張しました。
これに先立ち、ウィーン国際機関のウリヤノフ・ロシア常駐代表は、「イランの新大統領就任後、核合意の復活に関する協議が再開される」としていました。
ウリヤノフ代表は、2日月曜ロシアの新聞イズベスチヤとのインタビューで、核合意復活交渉の正確な日程はまだ明確ではないものの、この協議がイラン新大統領の就任後に再開されるだろう、との見方を示していました。
バイデン米大統領が核合意復帰を約束しているにもかかわらず、6回にわたるウィーン協議の実施後も、この約束はまだ実行されていません。
イランはこれまでに何度も、核合意の主な違反者たる米国が自らの責務履行に復帰した場合に、アメリカの核合意離脱後の自らの責務縮小措置を停止して、核合意に基づく本来の義務履行に戻る準備ができていると表明しています。
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